私と仏壇のはなし

購入事例・よくあるご相談
私が現代仏壇を初めて見たのは十数年。最近になって、ようやく「見たことある」と言われるようになりましたが、その頃は珍しくて「これが仏壇?」と驚きました。
実家には黒いお仏壇があり、祖母が毎日ご飯とお水、お花をお供えしていました。小学生だった私は祖母の後をついて歩いて、見よう見真似で手を合わせていたことを覚えています。

暗いお仏壇の中にキンキラの掛け軸が掛かっていて「ナンミョーホーレンゲーキョー」か「ナムアミダブツ」なのか分からず、どちらも5回ずつ唱えていました。大人になった今でも、片方だけでは味気なく思うので困ってしまいます。
祖母が亡くなって一周忌ぐらいまで毎日のおつとめを続けていましたが、中学生になって勉強や部活が忙しくなり、お仏壇のことをすっかり忘れてしまいました。

それを思い出したのは、ショーウィンドーに展示された現代仏壇を目にした瞬間です。

記憶の奥深くに沈んでしまった祖母との思い出が、突然浮かびがりました。「勿体ない」という祖母の口癖や楽しく遊んだお手玉、授業参観で教室の後ろに並ぶ綺麗なお母さん達の中で、祖母が一際小さくて恥ずかしかったこと。一つの思い出から次々につながって、自分でも驚くほどのエピソードが溢れ出しました。
私にとってお仏壇は思い出の引き出しです。手を合わせるたびに幼い自分に出会い 、その頃の気持ちに戻れます。

お客様によっても感じ方は様々で、「ご先祖様への感謝」を表すものだったり、故人そのものだったり。お仏壇は形だけじゃなくてココロに寄り添う、あたたかな場所だと思います。
このコラムについては
八木研の広報企画室勤務。働くママ目線で、お客様の役立つ情報を発信していきたいです。