イタリア製念珠『フィオーリ』の商品化に至るまで

住まいにあうモダンな仏壇・仏具
せっかくお洒落に、気に入ったお仏壇のコーディネートをキメて頂いたのだから、向き合う時の念珠もお洒落な方が良いのでは?と考えたのがイタリア製念珠『フィオーリ』が生まれたきっかけです。

最近では、従来の念珠も手に掛けやすいようにサイズ設定されていたり、お洒落に改良したりと様々なデザインが取り入れられています。今回、この『フィオーリ』をつくるにあたっては、出来るだけたくさんの方に選んで頂きやすいように、お寺のご住職にも相談し、珠数や全体のイメージなど、従来の念珠の特徴を取り入れながら開発しているので、どんなシーンでも安心してお使い頂けます。発売当初から、特に女性のお客様には好評で、ご主人様から奥様への贈り物という場合もあるようです。
念珠『フィオーリ』は、ガラスビーズの1つ1つから組立までイタリアのヴェネツィアで作られています。イタリアには日本の仏事用の念珠はありませんので、職人に念珠が何かを1から説明するところから始まりました。ビーズを見ながら、最初は何パターンも絵を描いて、何度もビーズを組み換えて考えていきます。開発の打ち合わせ中、イタリア人の職人からは「この色のビーズの組み合わせは自分としては考えられない。変わってるわね。でもとても良いね!」と仰って頂いたやりとりもありました。
普段はヴェネツィアンガラスのアクセサリーを作っている工房で、色もコントラストも華やかで素敵な商品ばかりなのですが、今回は念珠用に、全て私たちがビーズの組み合わせを考えました。日本人は控えめでさり気ないお洒落を好みます。それぞれに染み付いている色彩感覚の特徴が見えた面白い発見でした。
リングと房の組み合わせは自由なので、お気に入りの組み合わせでアクセサリーを身に着けるように、自分にピッタリの色を選ぶことができます。房の色によっても印象が変わるので、実は私自身、どの組み合わせにするかをなかなか決められずに迷っているところです。

毎日お仏壇に向かう時、法要の時、お墓参りの時、寺院巡りの時、お気に入りの念珠をかけたお洒落な手元でお参りしてみませんか?

「写真で見るよりもっと綺麗!」というお声をよく頂きますので、気になる方は、是非お店でご覧頂けると嬉しいです。
このコラムについては
八木研の商品企画室に勤務し、商品の企画・デザイン・開発に関わっています。商品にまつわるこだわりや、開発の裏話など、カタログに収まりきらない情報を公開し、現代仏壇の魅力を伝えていけたら良いと思います。